小さな生徒さんのレッスンでは


後半にやるソルフェージュで

ドレミファ〜

と音階を歌います。




ドレミファのあとは
ドイツ音名で
日本音名で

それから

長調(dur)
短調(moll)

もそれぞれ歌います。





幼稚園さんが一人でドイツ音名で歌う姿は
それだけですごいのですが



先日

年中さんのMちゃんは
長調(dur)を歌いながら


「ねぇ先生

ニコニコ(長調の事)の中にも
悲しい気持ちがあるよねぇ」



??と思ってよく話を聞くと



音階の下りを歌う時の

ドシラソ〜

に悲しさを感じると。




確かに

長調の音階の下りには
どこか、はかなさ切なさを感じます。

 
(一度は耳にしたことのある
チャイコフスキー弦楽セレナーデの冒頭も
ハ長調の下り、ドシラソから始まります)↓

オー人事オー人事 のCMに使われてる曲です笑







何が正解で何が不正解ではなく


そういう感性を持っていてくれている事に
とても感動しました。






私自身もレッスンに通って
色んな難しい曲にも触れますが

指が回るとかのテクニックは

実は
練習次第で誰にでもどうにでもなる話で。




「音楽」にするためには

どんな曲も
どう感じて、それをどう音で表現するか

これに尽きます。



そのために必要なテクニックを練習する方が楽しく練習出来ます





イメージを持つ事
自分がどう感じるのか

がとても大事であり
それこそが楽しみであり

イメージ無しには何も生まれない





曲の難易度に関係なく

そこはいつも意識して
レッスンして行きたいし

私自身が弾く時にも心に置いておきたい
と改めて思いました。





そして

どう感じるかは本人の自由


それを臆せず口に出来るような
音楽として表現できるような

楽しい雰囲気作りも大切に。




連休も終わり
明日からまたレッスンです。




みんなと会えるのが楽しみです(  ˊᵕˋ  )♡