クラッシックに限らず今はたくさんの素敵な曲があります。


CMで聴いた、合唱の時間に歌った
好きなアーティストが歌ってた
大好きなアニメの曲


などなど


気になった曲を
弾いてみたい!


と思えるのは


ピアノを習っている子あるあるですし
特権とも言えます(*^^*)




私が子供の頃にももちろん同じような経験があって、中学生で初めて自分で買ったクラッシックじゃない楽譜は

トトロのサントラと
ラピュタのサントラ

でした。




ただ、当時の先生にレッスンはしてもらえなかったので自分で好きなように弾いていましたね。




でまぁ、うちのお教室はどうなんだというところが一番気になるかと思うので先に書きますと



私の指導の方針としては

テキストをしっかり進めている時はレッスンしています。でもあくまでもオマケですし、ソルフェージュなどでそこに時間が取れない日もあります。




ポピュラー曲が上達に繋がらない
という事は決してないのですが

基礎に関しては少し遠回りになる場合があったり、うっかりすると、これまで積んだ基礎に悪影響が出る事もあります。


なんて書くと怖くなってしまいそうですが、もちろん、私に「これ弾いてもいいですか?」と相談に来たもらった時点でそこはある程度見極めていて

今やらない方が良いと判断した曲についてはそのままお伝えしていますのでご心配なくです

(スタートしてからでも、やはり現状に合ってないと感じた時には止めます。)





一番いいのはある程度クラッシックで基礎を積み重ねてから自分で弾く事かな


ある程度=
教本で言うとソナチネレベル終了くらい



そこまで行けば少々複雑な楽譜にも対応出来るようにはなっているので、弾けそうかどうかの判断や、指使いを自分で書く事なども出来ると思います。また、譜読みも簡単に1人で出来るので、レッスンに持ってくる必要もなくなります。




「一番いい」というのは効率がいいということです。

基礎がないままポピュラー曲だけを弾いていると、変なクセなどが付きやすいので、その曲だけは弾けても他の曲には対応できなかったり

いつかクラッシックを弾きたいと思っても、変なクセを直す所からのスタートなので余計に時間がかかってしまったりもします。


独身時代からこれまでの指導でそういった状況の方を数人見た事がありますが、正直とてももったいないなぁと感じました。

それだけピアノが好きな気持ちがあるのに、どうしてもぎこちなさが抜けなかったり、ふとした時に変な指使いが現れて混乱したり、、


もちろんそこからいくらでも修正できますけどね





そんなこんな

ポピュラー曲が悪いような書き方になってしまいましたが

そんな事は決してないのです。



私もポピュラー曲は弾きますし、クラッシックの偉大な作曲家ほど、当時は前衛的と思われたのではないかという試みをたくさんしています。

時代の流れから生まれたポピュラー音楽

ベートーヴェンが聴いたらどう感じるのかなど想像してみたりもします。




ただ、やはり歴史あるクラッシック音楽には先人の積み重ねた大切な「型」「基礎」がたくさん詰まっており、それらをしっかり学んでから自分の好きな音楽に触れた方が、自由度は増す事は間違いないですね